糖尿病食事療法で糖尿病を予防し糖尿病の症状緩和のTOPに戻る

糖尿病の症状と合併症の予防

糖尿病では、血糖値を正常にするために食事や運動に気をつけなければなりません。しかし、うまく血糖値をコントロールできないとどのようなことが起こるのでしょうか。

糖尿病の合併症
糖尿病での高血糖が続くと血管の障害が起こります。この血管障害には、細小血管障害と大血管病変(動脈硬化)の2つがあります。細小血管障害は糖尿病特有の合併症で、合併症になるとどんな症状が現れるのでしょうか。

・糖尿病の合併症による症状−1
物が見えにくくなる

物が二重に見えたり、目の疲れが出るようになります。眼前に蚊のような小さい黒い点が見えるようになります。この原因としては、網膜症(眼底出血)、白内障などが考えられます。

・糖尿病の合併症による症状−2
手足のしびれや痛みがある

特に、夜間に手足の先が痛みます。針で射されたようなチクチクした痛みがあります。皮膚を虫が這っているような感じがします。

足の裏に何か張り付いているような感じがあります。足の中に棒が入っているような感じがあります。温度の感覚がなくなり、熱さがわからず、火傷をしてしまうことがあります。

・糖尿病の合併症による症状−3
足などがつるようになる

ふくらはぎや手のひらが急に引きつって、痛いような感じがします。(特に、夜間に多く見られます)

・糖尿病の合併症による症状−4
歩きにくくなる

手や足の筋肉が落ちたり、痺れる感じがします。これによって、歩くことが少なくなって行きます。

・糖尿病の合併症による症状−5
立ちくらみがある

しつこい便秘や下痢に悩まされます。足が氷のように冷たいのに、顔や背中が火照ったりします。

糖尿病の合併症の原因
●血糖値が高いと、なぜ、いろんな糖尿病の症状(糖尿病の合併症)が出て来てしまうのか?

「血糖」つまり、血液中のグルコースは、血液中である濃度以上の状態が続くと、体を作るタンパク質のN末端(長〜いタンパク質分子の一方の端っこ)と化学結合して、別の分子に変化させてしまいます。

これを『タンパク質の糖化』といいます。
『タンパク質の糖化』が進むと、それぞれのタンパク質本来の機能を果たさなくなります。

細胞の糖化は、『老化の一つの形』

細胞の糖化は、年齢とともに徐々に増加します。例えば、細胞糖化の一つの指標として「HbA1c(糖尿病の診断の指標となる、糖化ヘモグロビン値)」の値は、健康な人でも年齢とともに徐々に高くなる傾向があります。

この糖化反応は、比較的単純な化学反応ですから、ヘモグロビンの糖化と同様に、からだ中のあらゆる細胞の糖化率も少しずつ上がっていく訳です。つまり、「細胞の糖化」は「老化」の一現象でもあるのです。

ここで、当然のことながら、糖尿病(高血糖値の人)の細胞糖化は、健康な人より早い時期から大きく進みます。ですから、糖尿病(高血糖値)の人は、実年齢より肉体年齢は年をとっているということになる訳です。

このような合併症を防ぐには、普段の食事や運動など生活習慣を規則正しく行うのが一番です。血糖値だけでなく、血圧や手足のしびれ、目の状態などにも気をつけることも糖尿病には必要です。

とにかく、血糖値が高いというだけでは、痛くも痒くもありません。だから、ついつい放ったらかしになってしまいがちです。「血糖値が少し高いようですよ」といわれたら、真剣に受け止めていただきたいものです。

糖尿病の初期段階で、合併症を未然に防ぐよう、生活習慣を改善したり、適切な処置を行えば、少なくとも症状の進行はとめることができます
関連コンテンツ

糖尿病と介護保険について

糖尿病が悪化したり、合併症などを併発し、自分だけの力で動けなかったり、動けても自由が利かないなどの場合に利用できる選択肢のひとつが介護保険です。介護保険は介護保険料を40歳から支払います。 糖尿・・・

糖尿病症状の予防とメタボ健診

メタボ健診 平成20年4月から、40歳〜74歳までのすべての健康保険加入者・被扶養者に対して、メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)予防のための新しい健診と保健指導が実施されました。 メタ・・・

糖尿病症状ペットボトル症候群

糖尿病とペットボトル症候群 糖尿病でペットボトル症候群ということばをご存知でしょうか? 糖分が清涼飲料水には多く含まれています。容量の多いペットボトルで清涼飲料水を飲みすぎて起こった、糖尿病性ケトア・・・

糖尿病とたばこやアルコール

糖尿病とたばこ 糖尿病になった人は、たばこやアルコールをやめるように指示があると思います。たばこやアルコールは糖尿病にどんな影響があるのでしょうか。 まず、たばこの糖尿病への影響ですが、たばこ・・・

糖尿病に家族がなった時の対処

家族が糖尿病だとわかったら、糖尿病になった本人はもとより、家族もまた糖尿病に関してどう対処していいのかわからず不安に感じると思います。 家族はどんなことに気をつければいいか 家族とどんなことに・・・

糖尿病と歯周病

糖尿病と歯周病 糖尿病になると血糖が増え、それが合併症を引き起こすもとになるのですが、高血糖の影響は口の中にもあらわれます。口内では歯茎が侵される糖尿病性歯周炎という病気がこれです。 綺麗にケ・・・

糖尿病症状の合併症の動脈硬化

糖尿病での高血糖が続くと血管の障害が起こりますが、この血管障害には、細小血管障害と大血管病変(動脈硬化)があります。 糖尿病の症状の進行 糖尿病の症状が進むと、外観的には、「シワが多い、たるん・・・

内臓脂肪症候群の予防と対策

生活習慣病と呼ばれる脂質異常症・糖尿病・高血圧は内臓脂肪の蓄積が原因と言われています。内臓脂肪の蓄積によって、様々な病気が引き起こされた状態がメタボリックシンドロームと呼ばれています。 肥満の種・・・

妊娠糖尿病の症状と食事療法

妊娠糖尿病について 妊娠糖尿病は、それまで糖尿病の症状がなかった人が妊娠をきっかけに発症するものです。妊娠糖尿病になると、妊娠高血圧症候群や羊水過多症、妊娠中毒症、感染症などを引き起こしやすくなりま・・・

糖尿病合併妊娠の食事と予防

糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病 糖尿病の女性が妊娠した場合、糖尿病合併妊娠となります。妊娠をきっかけに糖尿病を発症した妊娠糖尿病とは区別しています。 糖尿病合併妊娠のリスクは母体には、早産、羊水過・・・

糖尿病の症状で注意する低血糖

糖尿病で気をつける低血糖 糖尿病で医師から薬やインスリンを処方されている場合、低血糖は、薬や注射で補ったインスリンの量が、からだのインスリン必要量を上回ったときに起こります。 人間の体の必要と・・・

糖尿病予防の食事と運動療法

糖尿病になったら食事や運動に気をつけて生活しなければなりません。合併症にならないかとの不安も起こります。糖尿病になってから食事や運動に気をつけるよりも、糖尿病になる前に食事や運動に気をつける方がいいで・・・

高齢者の糖尿病食と予防

加齢によりインスリン分泌や効き方が低下するために糖尿病にかかりやすくなるため、糖尿病になる人は年齢とともに増えます。60歳をこえると男性でも女性でも糖尿病の頻度は15%程度となる。 糖尿病と高齢・・・

小児糖尿病の症状と予防

糖尿病は、大きく分けて生活習慣が原因の2型糖尿病とすい臓でインスリンが作れない1型糖尿病があります。日本人の糖尿病の人の2型糖尿病の割合は95%、1型糖尿病の割合は5%です。 小児糖尿病について・・・

糖尿病発症のしくみと予防

糖尿病はインスリンがない、もしくは効きが悪く、血糖、すなわち血液中のブドウ糖の量が通常よりも多くなり、様々な合併症のリスクがある病気です。 ブドウ糖とは、そもそも何でしょうか? そして、どのよう・・・

糖尿病の症状と食後血糖値

糖尿病の症状 糖尿病は自覚症状がなく、健康診断で高血糖を指摘されて気づく人が多い病気です。また、高血糖を指摘されてもそのままにして、合併症が起こってから治療を開始する人も多いのです。 糖尿病の・・・

糖尿病の症状は静かに忍び寄る

糖尿病の本当の怖さ 糖尿病とは、血液中のブドウ糖を調整するインスリンの作用不足で、血液中の糖分が多くなる病気です。ブドウ糖は体を動かすエネルギー源であり、血糖値が高いということは、エネルギー源が体に・・・